大方県(たいほうけん)は中華人民共和国貴州省畢節市の管轄下にある県。県人民政府は大方鎮にある。烏江の上流域、標高1,800mの高地に位置する。

漢族のほかにイ族、ミャオ族などの少数民族が居住する。

行政区画

  • 街道:紅旗街道、順徳街道、慕俄格古城街道
  • 鎮:双山鎮、猫場鎮、馬場鎮、羊場鎮、黄泥塘鎮、六竜鎮、達渓鎮、瓢井鎮、長石鎮、対江鎮
  • 郷:東関郷、文閣郷、緑塘郷、小屯郷、果瓦郷、雨沖郷
  • 民族郷:竹園イ族ミャオ族郷、響水ペー族イ族コーラオ族郷、鼎新イ族ミャオ族郷、牛場ミャオ族イ族郷、理化ミャオ族イ族郷、鳳山イ族モンゴル族郷、安楽イ族コーラオ族郷、核桃イ族ペー族郷、八堡イ族ミャオ族郷、興隆ミャオ族郷、大山ミャオ族イ族郷、黄泥イ族ミャオ族満族郷、大水イ族ミャオ族プイ族郷、沙廠イ族郷、普底イ族ミャオ族ペー族郷、百納イ族郷、三元イ族ミャオ族ペー族郷、星宿ミャオ族イ族コーラオ族郷

歴史

漢代、大方は牂牁郡の名前で呼ばれていた。元来はミャオ族の居住地だったが、宋代になって中原の政府の統治下に置かれ、大万谷落総管府が設置された。

元朝は、この地に順元宣慰司を設置。明代の大方には大方賊が跋扈しており、王三善が指揮する討伐隊が派遣された。1636年に大方は明に帰順し、この地に城が築かれてミャオ族統治の拠点とされる。

清の支配下に入った後、大方城は大定府に改称された。中華民国成立後は県が置かれ、1914年に貴州省貴西道に区画されるが道は廃止された。1958年に県名は大定から大方に戻される。

産業

古来から大方は漆器の産地として知られている。

交通

航空

  • 畢節飛雄空港

鉄道

  • 中国国家鉄路集団
    • 成貴旅客専用線
    (成都方面)- 大方駅 -(貴陽方面)
    • 隆黄線
    大方南駅 -(黄桶方面)

道路

  • 高速道路
    • 杭瑞高速道路
    • S82 黔大高速道路
  • 国道
    • G321国道
    • G326国道

脚注

参考文献

  • 海野一隆「大定」『アジア歴史事典』6巻収録(平凡社, 1960年)
  • 張治国監修『最新中国地名事典』(日外アソシエーツ, 1994年5月)
  • 『精選中国地名辞典』(塩英哲編訳, 凌雲出版, 1983年3月)

外部リンク

  • 大方县人民政府

大在地域 大分市デジタルアーカイブ 〜おおいたの記憶〜

世界の砂と日本の砂 入野松原(いりのまつばら) 高知県幡多郡大方町

伊方町・大久のしゃんしゃん踊り

株式会社 大方工業所

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