水かけ菜(みずかけな)はアブラナ科アブラナ属の野菜(葉菜)。水掛菜、水掛け菜、水菜とも表記される。ミズナとは別物。

概要

富士山周辺の静岡県御殿場市、小山町、富士宮市や、山梨県富士吉田市、都留市周辺で冬季に水田の裏作として栽培される。水を流しながら育てることからこの名前がついたと言われている。

富士山周辺は標高が高く気温が低いため冬季の農業に適さないが、水田に高畝を作り、畝と畝の間に水温が一定の富士山の地下水を流し続けることで保温することで栽培している。富士北麓地域では、江戸時代から同様の農法で麦の栽培を行う水掛麦が行われている。

食べ方

塩で漬け込んで漬物(水かけ菜漬)にするほか、アクが少ない葉物野菜なのでおひたしや炒め料理にもされる。都留市周辺では雑煮に入れる。

由来

御殿場市や小山町で栽培されるものは1886年(明治19年)に静岡県駿東郡北郷村_阿多野の戸長が新潟県から持ち帰った「とう菜」の種子から栽培が広がった。

外部リンク

  • 地域の特産物(水かけ菜)御殿場市・小山町(静岡県東部農林事務所)
  • やまなしINDEX 「水かけ菜」(山梨県広報)

水かけ菜収穫体験 御殿場の魅力

[平成31年] 小山町名物・水かけ菜漬 1/27(日)より販売開始 道の駅ふじおやま 静岡県小山町

生産者さんインタビュー:都留の特産野菜「水かけ菜」の栽培にかける思い(小林和代さん:前編) 道の駅つる【公式サイト】富士湧水の城下町 山梨県都留市

水かけ菜* 小ブタ?大ブタ?気まま生活

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