上海南駅(シャンハイみなみ-えき、簡体字中国語: 上海南站、拼音: Shànghǎi Nán Zhàn)は、中華人民共和国上海市徐匯区にある、中国国家鉄路集団(CR)と上海軌道交通(地下鉄)の駅。
概要
滬杭線内環線(滬新線とも呼ばれる)の新竜華駅の跡地に新設された。この駅は新駅建築工事開始以前に一時期「上海南駅」の名で旅客取扱をしていたことがある。駅舎は上から見ると円形で、屋根は中国の伝統的な亭子の形をしている。
中国国家鉄路集団からは滬昆線(上海南線)と金山鉄路が、上海軌道交通からは1号線と3号線、15号線が乗り入れる。リニアモーターカーが上海南駅に乗り入れる計画がある。
歴史
中国国家鉄路集団
- 2001年 - 新龍華駅~梅隴駅間に上海南駅が営業開始。(営業開始日不明)
- 2002年6月 - 主に杭州行が一日に数便運行しているのを確認。(運行開始日不明)
- 2004年10月 - 上海南駅新駅の新築工事に伴い閉鎖されているのを確認。旅客業務は梅隴駅へ。(閉鎖開始日不明)
- 2006年
- 6月25日 - 上海南駅が試験営業を開始する。同時に、梅隴駅が閉鎖。
- 7月1日 - 上海南駅が正式に開業する。上海西駅が一時閉鎖された。
- 2012年9月28日 - 金山鉄路(上海軌道交通22号線)が金山衛駅との間に開通
なお、歴史的には1908年から1937年まで、現在の黄浦区南車站路に(上海南駅があった。第二次上海事変の被災写真として有名な「上海南駅の赤ん坊」の写真は、この駅で撮影されたものである。この駅は戦災によって使用停止となった。
上海軌道交通
- 1993年5月28日 - 1号線開通と共に開業。
- 2000年12月26日 - 3号線が開業し当駅に接続。乗換駅となる。
- 2004年10月30日 - 1号線の駅舎が移転。
- 2005年10月15日 - 3号線の駅舎が移転。
- 2014年 - 3号線ホームに可動式ホーム柵を設置。
- 2018年12月 - 3号線の改札口の更新工事を開始。2019年の春節前に更新が完了した。
- 2021年1月23日 - 15号線開業。同時に8号出口、10号出口を開設。
駅構造
中国国家鉄路集団
単式ホーム1面1線と5面10線、更に7番線と8番線の間と11番線横に機回し線が1線ずつある、合計6面13線の地上駅。10番線と11番線は金山鉄路専用のホームとなっている。
上海軌道交通
1号線は上海南駅北広場の地下に位置する地下駅。地下1階がコンコース階、地下2階がホーム階である。コンコース階では入口専用改札口が3ヶ所、出口専用改札口が4箇所ある。ホームは島式1面2線を有しており、フルハイトタイプのホームドアを完備している。
3号線は中国国家鉄路集団のホーム南側に並列して位置する地上駅。ただし、3号線ホームは中国国家鉄路集団の駅舎と連絡しておらず、コンコース階は地下1階である。ホーム階は中国国家鉄路集団のホームと同じく地上1階で、島式1面2線を有しており、可動式ホーム柵を完備している。
両線のホームは、巨大な上海南駅の両側に位置しているため、かなりの距離があるが、地下乗り換え通路が設置されている。
のりば
※全ての路線において案内上ののりば番号は設定されていない。
駅周辺
北広場側
- 上海市中国中学
- 上海市世界外国語小学
- 徐匯区康寧科技実験小学
- 上海市康東网球館
- 徐匯万科中心1期
南広場側
- 長途汽車站
- 海之杰大酒店
- 上海豊楽旅館
- 汾陽中学
バス路線
南側に、長途汽車站があり、浙江省や福建省など、主に南方へ向かう長距離バスのターミナルとして、利用されている。
市内バスは以下の通り。
- 南広場:144、164、315、867、973、機場七線、南南線、南川線、上奉専線、上嘉線、上石線、上朱線、上朱線(区間)
- 北広場:180、180(区間)、301、303、341、729、747、763、803、虹橋枢紐1路
- 過境線路:50、111、156、157、218、326、703、704、704B、761、816、徐閔線
隣の駅
- 中国国家鉄路集団
- 滬昆線(上海南線)
- 新龍華駅 - 上海南駅 - 莘荘駅
- 金山鉄路
- 上海南駅 - 莘荘駅
- 上海軌道交通
- 1号線
- 錦江楽園駅 - 上海南站駅 - 漕宝路駅
- 3号線
- 上海南站駅 - 石龍路駅
- 15号線
- 桂林公園駅 - 上海南站駅 - 華東理工大学駅
脚注
関連項目
- 中華人民共和国の鉄道
外部リンク
- 上海铁路南站地区公共信息网 (中国語)



