ハナイカリ属 (はないかりぞく、学名:Halenia Borckh.、和名漢字表記:花碇属)はリンドウ科の属の一つ。
特徴
一年草、越年草または多年草。葉は対生し、縁は全縁。花は頂生および腋生する集散花序になる。花冠は鐘形で4裂し、背面の下部に長く伸びる距が四方に伸びる。花冠の色は淡黄色で、ときに紫色を帯びるものもある。萼は4深裂し、裂片は披針形となる。花冠内に雄蕊4個と雌蕊1個があり、柱頭は2裂して板状になる。果実は蒴果となり熟すと2片に裂開する。種子は円形または楕円形となり、表面はなめらかである。
分布
アジア、アメリカに約40種知られている。日本ではハナイカリ1種が知られている。The Plant Listによると76種ある。
名前の由来
属名 Halenia は、リンネの弟子でスウェーデン人のJonas Petri Halenius (1727年 - 1810年) の名からつけられた。
種
学名はThe Plant Listによる。
ギャラリー
脚注
参考文献
- 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他編『日本の野生植物 草本III 合弁花類』、1981年、平凡社
- 牧野富太郎原著、大橋広好・邑田仁・岩槻邦男編『新牧野日本植物圖鑑』、2008年、北隆館
- Tropicos
- The Plant List



